ラブ★シネマトーク vol.6 『それでも生きる子供たちへ』from 阿部まりな  

無条件に、目をキラキラと輝かせる子供たちから得るものは本当に大きいです。

ラッキーなことに私は、海外へ行く機会に恵まれています。
ニューヨーク・パリ・ロンドンのような言わずと知れた大都市だけでなく、名前さえ聞いたことも無いような町や村に行くことも多いのですが、知らない土地へ足を踏み入れるたびにこう感じます。
――想像以上に世界は広くて、本当にたくさんの人間がいる。

今でこそ身近な感覚で海外を楽しめるようになりましたが、やっぱり世界は広いっ!!
特に、実際にそこで生活している人々と出会い、異文化や異生活を五感で感じるような、いわゆるディープな旅をすればするほどそう感じます。

ところが変わらない事実もあります。たとえ生まれた場所が違ったとしてもそこに生活するのは皆同じ人間だということ。誰もが幸せを求め、愛を信じ、精一杯生きているんですよね。
では、なぜ同じ人間なのに、こうもたくさんの考え方や価値観が生まれてしまうのでしょうか?
そのキーワードこそ「環境」なのではないかと私は思います。

生活環境・家庭環境・社会的環境。

オオカミに育てられた少女の話をご存知ですか? 生後間もなくオオカミの元で生活し育てられた結果、二足歩行ができないのはもちろん、食べ物も生肉、夜になると牙をむき出しにして吠えるという2人の少女がインドの山奥で発見されたという有名なお話です。最近になって作り話であることが証明されましたが、きっとこれも「環境」が与える影響の大きさを唱えたものなのでしょう。

環境---自分を取り囲んでいる周りの世界---
多少のエネルギーは要りますが、私たち大人は自ら「環境」を変えることができます。居心地が悪ければ、その場所に留まらなくてもいいのです。
では子供の場合はどうでしょうか? 「環境」を変えることはもちろん、選ぶことすら困難なことですよね。

この作品には、運命という一言で終わらせてしまうには歯がゆい、7つのリアルな「環境」があります。いずれも何不自由ない日本ではなかなか実感できない「環境」ばかり。
その「環境」が生む、少年兵士やストリートチルドレン・HIV感染に貧困生活…。
個々に問題を抱えながらも、それでも彼ら(子供たち)は幸せを求め、愛を信じ、精一杯生きているのです。

"平和ボケ"という言葉を使うことが果たして正当なのかは置いといて、この作品を通して今一度、命の尊さを考えてみませんか?

marina_0324.jpg

A:中国の平遥という町で出会った、やんちゃな子。
B:イランの世界遺産、ペルセポリスで出会った女の子。この子は、大人びた強い表情をしていたな~。指輪もしちゃって、お洒落さん。
C:同じくイランの古き都、イスファハンで出会ったやんちゃボーイズ。もちろん言葉は全く通じなかったけど、ずっと一緒にふざけて遊んでました♪ なのに、カメラを向けるとこの表情(笑)
D:この作品の収益は全て、国連世界食糧計画に寄付されます。7つの国の映画の巨匠が集結し、出来上がったこの作品。見ずにはいられません。


profile
阿部まりな(あべ まりな)
1983年4月26日 神奈川県出身 A型 ★official blog『まりな定食』
『Style』(講談社)をはじめとする雑誌や広告で活躍。『世界ふしぎ発見!』(TBS系 毎土21:00~)のミステリーハンターや『旅スル映画』(CS Movie Plus)、『ドットコムマネー塾』(ニッポン放送 毎月20:00~)でパーソナリティを務めるなど、活躍の場は多岐に渡る。

■次回UPは3月31日(月)です。おたのしみに!



2008.03.24 Monラブ★シネマトーク阿部まりなtrackback (0)

 
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