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90年代はヤクルトスワローズの球団史上未曾有の黄金時代でしたが、長いスワローズファンとしてはもう一度あんな時代が来るなどという厚かましいことは思っておりません。しかし、ペナントレースの佳境を迎えたとき、ほんのちょっとだけ存在感を発揮して欲しいという小さな願いは持っています。古い例を出しますと、まだ万年Bクラスだった86年、セ・リーグは王監督の初優勝のかかった読売と山本浩二・衣笠祥雄の全盛期の広島が史上に残るデッドヒートを繰り広げていました。
残り約10試合で首位・広島、0.5ゲーム差で読売が追う展開。両チームとも総力戦で、1試合も負けずに、読売は8連勝。残り2試合に連勝すれば広島に大きなプレッシャーをかけれて優勝の可能性が大きく膨らむ。その9連勝をかけた相手は、たしか6位だったヤクルトスワローズ。読売は満を持してエース槇原を投入。序盤から読売が優位に試合を進めていて、このまま逃げ切るかと思われたたしか7回裏に86年最大のドラマは起こりました。
意外性だけが売り物で、誰も期待していなかった、ヤクルトの助っ人ブロハードがまさかの逆転3ラン。この瞬間に王ジャイアンツの初優勝の夢は消えました。
その夜、一緒にスポーツニュースを見ていた友人たちからは「ヤクルト余計なことするんじゃねえ」という罵声が私に浴びせられました。会心のにやけ顔をした私でした。カープよ感謝せい!

古田監督、スワローズファンにこんなささいな喜びをぜひ与えて下さい。
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